2023年08月24日
東京マルイ「H&K P7M13」エアーガンがコッキング出来なくなったので全分解してみた!
こんにちはTOYです!
突然ですがP7M13って他に無いような太いグリップと短い銃身でスパイみたいでかっこいいですよね!
そんな素晴らしい銃が以前、サバゲー中に破損してしまいました・・・
症状は限界までスライドを引いても発射状態にならず引き金が引けず、勿論弾もでないというもの。
今回、原因を調べるため全分解をしたのでその備忘録を記します。
早速分解していきます。
一通り調べてはいますが順序とか自己流が入っているので参考程度にお願いします、またこのエアガンは構造が少々複雑なので分解に関する破損等については自己責任でお願いします。
まずは画像の赤丸の部分をマイナスドライバーまたはコインで外します。
次にスライドを外します、赤丸部分のネジを外すとスライドのリアサイト部分がパカッと割れるようになります、溝にハマるように固定されているので割りながら溝の引っかかりを外した後、前へグリグリとやると外せるので根気よくやってください。
赤丸のネジを外してバレルとかピストン諸々を外します。
ネジを外した後、ピストン側は両端をグッと押し込みしならすようにオフするのですがバネのテンションが掛かっているので慎重に外しましょう、特にリア側は要注意!
ここがやばい
バレルを取り外した後
全て取り外したスライド部分の内部パーツ(俺と同じでパーツ吹っ飛んだ不器用さんは参考にしてください)
次はトリガーとグリップセーフティをはずします、赤丸はポンチですので軽めにトントンと叩いて抜いてください、簡単に外せます。
ポンチ用の器具を持ってない人はダイソーの工具セットにもあると思うので用意することをオススメします。
ポンチが抜けたらグリップセーフティもトリガーも力づくで外します、壊れない力加減を見極めながら徐々に無理矢理はずしてください。
トリガーは特に外すのが大変です、力とマルイの剛性を信じて思いっきり外します。
ここまできたらマガジンキャッチは簡単に外せるので外してください。
さてここでコッキングしても撃てない理由が分かりました。
シアーの摩耗です。スライド側のバネを外してテストするとコッキング出来たので「シアーが摩耗したことによりバネの厚みを含めたスライドの後退位置でピストンが固定されない」という事が分かりました。
ぶっちゃけ分かってたんですがこれは落胆です。。。なぜなら対処法が無いからです。
一応CADで設計して外部にプリントして貰えば直すことは可能ですがプリント料金でP7M13の新品買えます。
P7M13はもとよりシアーの摩耗が多いとのことですので今回は諦めます。
ちなみにガチャガチャガチャガチャ!!!!!ってやるとたまに引っかかりますw
せっかくなので全バラまで行きます。
塗装を目的にする方はご参考ください。
グリップセーフティを外した時点で実はネジが出てきていました、これを外します。
ネジを外したら銃全体をモナカ割出来るようになります、ここでとにかく慎重に外してください。
と言っても慎重に外してもバラけるもんはバラけます。。。
ハイ、バインバインと部品が飛んでってバラバラ・・・(この時代の改造少年って凄いよな)
一応、これで全バラ終了です。
パーツ飛んでったのでこの部分だけ組み立て方法を記します。
組み直すとこんな感じ
下手くそな図で表すとこんな感じ、青はバネで一番奥、次に赤色の「く」の字のパーツ、最後に緑色のトリガーのバー
難しい部分としては青のバネの下側を緑色のトリガーバーの内側に掛けなきゃいけない事、慣れれば造作もないので頑張ってください。
残りの組み立てはこの記事の逆を行えばOKです。
このP7M13、発売時期は1997年、私は現在26歳なので同い年です。
古い設計の為、このような面倒な分解を要したりガバメント・USPに劣る性能を持ちますが廃盤にせずバリエーションを保ち続けてくれているマルイさんには感謝ですね。
昔はあったのに今は無いなんて悲しいじゃないですか?
性能を求めるのも一興、浪漫を求めるのも一興。
今回P7M13を分解してそんな思いにふけっちゃいました!
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Posted by キチクベイベー at 18:20│Comments(2)
│TOY
この記事へのコメント
ヤマミツさんコメントありがとうございます(#^^#)
やはりエアーガンの宿命ですよね・・・
スチール缶の切れ端で修復するアイデアはありませんでした!とても貴重な情報ありがとうございます( ˘ω˘)
今度試してみます!
やはりエアーガンの宿命ですよね・・・
スチール缶の切れ端で修復するアイデアはありませんでした!とても貴重な情報ありがとうございます( ˘ω˘)
今度試してみます!
Posted by キチクベイベー at 2023年08月24日 23:31
幸い自分のP7はまだ元気ですが、ソーコム、92Fは同じ様になりました。ソーコムは強化バネを入れたものです。私はシアにスチール缶の切れ端を同じ形になる様に切り出し、2液混合接着剤で貼り付けてます。これで復活しました。スチールの切れ端はエッジを磨いて少しだけ丸めてやります、エッジが強いと少しガサつく感じになります。参考になるかわかりませんが、役に立てばと思いました。
Posted by ヤマミツ at 2023年08月24日 22:23